オンラインレッスン移行から1週間。生徒さんの純粋な自力がわかる。
こんにちは。長野県長野市西和田のいはらピアノ教室です。オンラインレッスンを始めて1週間が経ちました。2回目のレッスンに入る子、通信テストが終わって次回からオンラインの子、様々です。
オンラインレッスンをこんなに沢山の生徒さんにしたのは初めてなので、オンラインレッスンをする側の苦労も少し分かりました。すべてを言葉で説明しなければならないので、なかなか難しい。
あと目が疲れる・・・。ブルーライトメガネを買おうかしら。
オンラインレッスンは先生界隈でも賛否様々ありますが、こんな状況でもレッスンが続けられることに本当に感謝です。
もちろん対面が一番なのはわかりきったことで、オンラインレッスンでは出来ないことも沢山ありますが、今できる手段がオンラインなので、その可能性や利点をできるだけ見つめて、レッスンの内容を充実していけたらと思います。
オンラインをやってみて一番感じることは、
今まで生徒さんが、なんとなく出来ていたのか、しっかり理解して出来ていたのかが、オンラインレッスンだとハッキリわかるということ。
なんか先生のところにレッスンにいくと、出来ちゃう!ってこと、あるじゃないですか。
まぁ逆もあるわけなんですが、先生が横で動いてくれるからとか、一緒に歌ってくれるから、お家だと上手くできなかったのに、レッスンだと弾けちゃった!ということも多々あるんです。
そういうことが、お家で受けるレッスンではできないわけで、生徒さんの実力というか、、、自力、ですね。完全に自分の技術になってない部分や理解が足りない部分は、お家だと上手く弾けていないのがよくわかるし、先生の説明を聞いて、考えて、やってみて、生徒さんの純粋な自力で、どこまで出来るのかが、わかるなぁ。と思いました。
もちろんちゃんと出来ているのか、危ういのかは、レッスンで観ていればわかるのですが、特にリズムや等速感の部分が、どの程度自立で理解、コントロール出来ているのかが、オンラインだとよく分かりました。
生徒の理解度が明確に分かることは、教える側にとっては結構利点だと思います。自分の指導の至らなさを発見することもあるし、別の角度の説明で急に伝わったりする。
ちゃんと理解できれば、大抵は音に繋がってくるので、ある程度までのレッスンは、オンラインでも可能だなと感じています。
真剣に説明を聴いたり、画面を見つめてくれて、先生の言っていることはこういうことだろうかと、一緒に体を触ったり、動かしてみてくれて、それで上手くいったときは本当に嬉しいです。
自分で理解して実践できる。これは本当にその子自身の技術になります。
音色や響きについては、マイクやスピーカー、あとお家のピアノが電子ピアノやキーボードだったりすることもあるので、無理と言えば無理な部分もあるのですが、からだの使い方を見れば、マズイ場合は絶対わかるし、マイクやスピーカーでも多少の変化はわかるので、オンラインでその程度までできれば、ヨシという感じです。
あと、大きな生徒さんとのオンラインレッスンで感じるのは、お互いにピアノがあることの利点。
お教室はグランド1台なので、私が弾いて見せるときは交代しなければいけないのですが、その必要がないから、からだの使い方やフレーズの説明、部分練習の説明などで、すぐ弾いて見せることができる・・・!
2台目のピアノが欲しくなります。大きなレッスン室建てなきゃだめだなぁ・・・。
あと、生徒さんの演奏をガン見できるのも良い点ですね!笑
真横からじーーーーっくり演奏してるのを見つめるのは、普段のレッスンではなかなかできないので(笑)、生徒さんの目線がどう動いているのかよく分かります。
ピアノを弾く上で、どこを見るかとか、どこまで目で確認するのか、というのは結構大きな問題です。目線と呼吸が演奏に占める部分はかなり大きい。
これが指導や補助しにくいのがオンラインの難点ではありますが、言葉で説明して、少しでも自力で向上してもらえたら、それはマルッとその子の力になるので、演奏や学習の自立につながっていけば良いなと思っています。